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更新日:2023年8月31日
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伊作太鼓踊りは、日置市吹上町に伝わる民俗芸能で、県の無形民俗文化財に指定されています。6地区の保存会が毎年交代で担当し、8月28日に南方神社の大祭に奉納し、翌29日まで吹上地域内30か所以上で披露します。
踊りは、「平打ち(20人程)」と「中打ち(4人)」と「唄い手(数人)」で構成されます。「平打ち」は、白装束に草履を履き、竹を編んだ約2メートルの矢旗を高く掲げ、薩摩鶏の羽を背負い、胸に太鼓をつけて勇壮活発に踊ります。その総重量は約20キロと非常に重く、家族や地域住民が団扇で仰いだり水を渡したりと、一体となって踊りを支えます。平打ちの輪の中で踊る「中打ち」は、小中学生が担当し、2名が稚児姿、2名が女装姿となり、美しい花笠をかぶり華やかで可愛らしい姿で、かねや小太鼓を鳴らします。
踊りの由来は諸説ありますが、応永13(1406)年に、伊作島津氏4代当主の久義が田布施郷の二階堂氏を降伏させた際に考案された「戦勝の踊り」と伝えられています。南方神社への奉納は、天文7(1538)年に、島津忠良が加世田別府城を攻略したときに、諏訪神社(現在の南方神社)に奉納するようになったと伝えられています。南方神社には、奉納を行うための広場があり、神事が行われた後、奉納踊りが始まります。踊りが始まると、平打ちの太鼓、中打ちのかねが鳴り響き、平打ちは矢旗を地面に着くほど振り、太鼓を演奏しながら踊ります。
伝統ある勇壮な踊りをぜひご覧ください。
毎年8月28日・29日
南方神社(吹上町湯之浦)ほか吹上地域内各所
〒899-3303
日置市吹上町湯之浦2147
【車】鹿児島市から県道22号線(谷山・伊作線)を日置市吹上町方面へ。湯之浦地区のふもと公民館の角を左折し、さらに突き当たりを左折すると、1分程度で南方神社に到着します。
日置市吹上支所教育振興課
電話番号:099-296-2124
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