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更新日:2023年3月1日

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令和5年度施政方針

目次

  1. はじめに
  2. 予算編成の大綱
  3. 主要施策の概要
    1. コロナ対策
    2. 地域福祉
    3. 子育て支援
    4. 全世代の教育・学び
    5. 産業活性化
    6. オール日置
    7. 景観・環境・防災
    8. 財政・行政運営

1.はじめに

本日、令和5年日置市議会第1回定例会に当たり、市政運営に臨む所信と施策の一端を申し上げますとともに、ご提案いたしました令和5年度当初予算案等の概要をご説明いたします。

まず、対話を通して市政への意見等を各自治会で伺う「草の根対話」を令和5年度も引き続き実施します。対話で生まれるアイデアや可能性を今後の市政に生かし、年齢を問わず、皆で日置市の未来を考えられる環境づくりを大切にしていきたいと考えております。

また、子育て世代の生活支援、カーボンニュートラルの実現に向けた取組、教育環境、社会基盤の整備、行政のデジタル化の推進など本市が抱える様々な課題の解決に向けて、必要な施策を実施してまいります。

さらに、新型コロナウイルス感染症につきましては、令和5年度の早い段階に5類へ移行する見込みであることから、アフターコロナの取組を加速し、1日も早く平時に戻していくために全力で取り組んでまいります。

令和5年度は延期されていた「燃ゆる感動かごしま国体」が開催されます。本市では、軟式野球とレスリング等の競技が行われます。特別国民体育大会を市一丸となって盛り上げていきたいと考えております。

これらの取組を実現するためには、行政がこれまで以上に関係する皆様と連携し、オール日置で取り組む必要があります。今後とも市議会並びに市民の皆さま方の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2.予算編成の大綱

次に、令和5年度の予算編成の大綱について申し上げます。

本市においては財政規律の維持を念頭に令和5年度も引き続き、人口減少の克服と地方創生の取組である「日置市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を「第2次日置市総合計画」後期基本計画の重点施策として一体的に位置付け、人口減少に対応する実効性の高い施策とし、「第2次日置市総合計画」に掲げる将来都市像「住んでよし 訪ねてよし ふれあいあふれるまち ひおき」の実現に向けた取組を着実に進める予算編成を行うことを基本としました。

また、これまでの厳しい財政状況に加え、エネルギー価格の高騰による光熱水費の上昇や扶助費の増加、公債費の高止まりなどによるさらなる財源不足を乗り切るため、補助金の削減などの事務事業の見直しを引き続き実施し、歳出削減を図りました。

今後も、これまで行ってきた歳入・歳出改革の努力について決して緩めることなく、徹底した行財政改革を推進し、将来にわたって弾力的で足腰の強い持続可能な行財政構造を構築するため、限られた財源内で最大限の効果が得られるよう一層の歳出削減と歳入確保を推進してまいります。

3.主要施策の概要

次に、マニフェストに基づき主要施策の概要について申し上げます。

1つ目の柱「コロナ対策」

現在、国において感染症法上の位置付けを5類へ移行する見込みでありますが、コロナ禍を機に連携が強化された医療機関と行政の関係をもとに、今後、必要な検査や医療体制の確保を図るとともに、ワクチン接種を推進してまいります。

また、飲食店・観光業などにおきましては、世界的な原油や原材料等の価格高騰の影響により厳しい経済情勢でありますが、5類への移行に備え、新たなチャレンジや事業の立て直しなどに取り組みやすい環境づくりが必要でありますことから、国や県のあらゆる交付金を有効に活用し、事業継続の支援や地域経済の好循環を図るための対策を講じてまいります。

2つ目の柱「地域福祉」

高齢化がますます進む中におきましては、住み慣れた地域で、安心して暮らし続けられる環境づくりが重要であります。そうした観点から、医療・介護・住まい・生活支援などを一体的に提供する地域包括ケアの体制をつくるため、引き続き市役所内の横断的な連携により、検討や取組を進めるとともに、公共交通の利便性を高めるため、乗合タクシーの範囲を見直すことで、移動支援の充実を図ってまいります。

また、加齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態になる危険性が高くなる、いわゆるフレイルの予防対策として、タブレットの活用により自宅にいながら健康体操などに取り組める環境を整備してまいります。

また、性的少数者に配慮したパートナーシップ宣誓制度の導入に向け、庁内や外部委員による検討を進め、あらゆる人にとって暮らしやすい、まちづくりを目指してまいります。

3つ目の柱「子育て支援」

子育て世代に寄り添う取組としまして、妊娠早期から伴走型で相談支援を行う体制を構築するとともに、産後の不安軽減を目的とした産後ケア事業を拡充してまいります。

保育所等の紹介動画配信や入園オンライン申請につきましては、引き続き取り組むとともに、保育士確保に向け、大学・専門学校等の養成校と連携したインターンシップや就職セミナーを開催します。

また、現在、予防接種や健診などの子育て支援情報を提供しています子育てアプリにつきまして、より利便性を高めるため、内容の充実を図ります。

4つ目の柱「全世代の教育・学び」

コロナ禍からアフターコロナへと日常の社会生活が変容しようとする中、若い世代への影響は非常に大きいものがあります。若い世代の想いを形にしてまちの未来を描き、その実現を目指す日置市若者未来会議を引き続き開催し、次世代の挑戦を応援してまいります。

さらに、昨今の原油価格・物価高騰を受け、学校給食の質と量を確保し、安定的に児童・生徒に提供することを目的として学校給食の食材購入費及び保護者負担軽減策を講じます。

また、特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」につきましては、市民の皆様とともに盛り上げ、今大会を機に市民の皆様が気軽にスポーツを楽しめる環境づくりに努めてまいります。

5つ目の柱「産業活性化」

地域経済におきましては、コロナ対策の緩和により大きな変化を迎える年になると考えています。新たに特産品コンクールを開催し、商品開発や商談会等の出展を促進するとともに、新たな販路開拓としてオンライン販売や輸出促進に向けて取り組みます。

また、観光におきましては、関係者で構成する観光振興連絡協議会におきまして、現在、本市の観光に関する情報の整理・共有を図っており、引き続き、今後の観光振興に向けた取組を進めてまいります。

6つ目の柱「オール日置」

地域の課題解決を図るため、市民だけでなく、様々な結びつきの「オール日置」のネットワークを活かしたクラウドファンディング型のふるさと納税などを通じて、地域外の方々の想いを結集できる枠組みを構築するとともに、関係人口施策として実施している「ひおきとプロジェクト」によるWEB戦略に取り組んでまいります。

また、多文化共生社会の実現に向け、日本語・日本文化理解講座の開催や、多言語に対応したゴミ出しカレンダーの作成により、在住する外国人の方々が安心して生活し、活躍できる環境整備に努めてまいります。

7つ目の柱「景観・環境・防災」

現在、脱炭素ビジョンの策定に向け最終的な協議を進めているところでありますが、令和5年度におきましては、そのビジョンを着実に推し進めるため、小水力発電や木質バイオマス発電の可能性調査を実施し、循環型社会の構築を目指してまいります。

また、クリーンリサイクルセンターでのリユースを進めるため、令和4年度開催しましたリユース品無料譲渡会を継続的に実施します。令和6年9月の稼働を予定している、仮称「南薩地区新クリーンセンター」については、将来にわたり安全・安心で地域住民の信頼に応えられる施設となるよう建設を進めてまいります。

8つ目の柱「財政・行政運営」

行政運営につきましては、引き続き民間企業から出向されている方々の専門的知識などを活かし、あわせて、企画課内にゼロカーボン推進係を設置するなど、効果的な組織機構を構築するとともに、引き続き女性職員を積極的に多様な職域へ配置することにより活躍の場を提供してまいります。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)につきましては、市民サービスの向上につながるよう、オンライン相談窓口の設置や会計処理におけるペーパーレス化などの取を積極的に進めてまいります。

市民と市役所の対話の場を増やすため、令和4年度から実施している自治会単位での「草の根対話」をはじめ、テーマごとに市民と市職員がミーティングをする「おしゃべりカフェ」も引き続き開催してまいります。

また、地域づくりにつきましては、日置市協働のまちづくり推進委員会において、住民の暮らしを守る「自治会を基盤」とした「最適な地区公民館」の在り方を検討してまいります。

最後に

以上、今後の市政運営について、私の基本的な考え方と令和5年度の施政方針及び当初予算の説明を申し上げましたが、本施策の推進に当たりましては、議会をはじめ、市民の皆様方の御理解と御協力を切にお願い申し上げます。

お問い合わせ

総務企画部総務課広報戦略係

899-2592 日置市伊集院町郡一丁目100番地

電話番号:099-248-9401

FAX番号:099-273-3063

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