避難基準
市では、大規模な災害が発生することが予想される場合や実際に災害が発生した場合に、概ね次の基準に基づいて、高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保の発令を行います。
高齢者等避難【警戒レベル3】
- 高齢者や避難に時間のかかる要配慮者とその支援者は危険な場所から避難してください。
- その他の人も必要に応じ、出勤などの外出を控えるなど普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備を始めてください。
高齢者等避難基準
災害 |
基準 |
水害 |
- 水位周知河川
観測水位が避難判断水位(神之川(荒瀬橋)2.91m)を超過したとき
- 小河川
河川の増水状況や当該地域の降雨状況、今後の降雨予測などを踏まえ、浸水の危険性が高いとき
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土砂災害 |
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高潮 |
- 台風情報や強風注意報、暴風警報などの情報をもとに、高潮災害発生の危険性が高いと予想されるとき
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暴風 |
- 台風の上陸などにより、暴風域に入ることが予想されるとき
- 暴風の襲来により、災害の発生が予想されるとき
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津波 |
- 気象庁の「遠地地震に関する情報」により同地域への津波の影響が発表されたとき
「遠地地震に関する情報」は国外で発生した地震について以下のいずれかを満たした場合発表される
- マグニチュード7.0以上
- 都市部など著しい被害が発生する可能性がある地域で規模の大きな地震を観測した場合
- 「遠地地震に関する情報」は日本や国外への津波の影響に関しても記述して発表されるため、同情報をもとに必要に応じて避難準備情報を発令
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避難指示【警戒レベル4】
- 危険な場所から全員避難(立退き避難または屋内安全確保)してください。
災害 |
基準 |
水害 |
- 水位周知河川
観測水位が避難判断水位(神之川(荒瀬橋)2.91m)を超過し、さらに増水が予想されるとき
観測水位が氾濫危険水位(神之川(荒瀬橋)3.34m)を超過したとき
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土砂災害 |
- 気象庁より土砂災害警戒情報が発令されたとき
県メッシュ情報においてレベル2(青色)およびレベル3(黄色)表示の地域を対象とする
- 土砂災害の前兆現象(湧水、地下水の濁り、渓流の水量変化)が確認されたとき
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高潮 |
- 高潮警報、あるいは高潮特別警報が発表され、増水越波による道路冠水や床下浸水が発生したとき
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暴風 |
- 暴風警報が発表され、避難が困難となる状況が予想されるとき
- 引き続き風速が強まり、災害の発生による生命、身体への危険が切迫しているとき
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津波 |
- 「津波注意報」、「津波警報」、「大津波警報」が発令されたとき
- 強い揺れを感じたとき、あるいは揺れは弱くても1分程度以上の長い揺れを感じたとき
- 区分により避難対象地域が異なる
- 津波注意報の場合
漁業従事者、沿岸の港湾施設などで仕事に従事する者、海水浴客などを念頭に、海岸堤防等より海側の地域を対象とする
- 津波警報の場合
高さ3mの津波によって浸水が予想される地域を対象とする
- 大津波警報の場合、強い(長い)揺れを感じたとき
最大クラスの津波により浸水が想定される地域を対象とする
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避難指示基準
緊急安全確保【警戒レベル5】
- 災害が発生、または切迫している可能性があります。命を守るために直ちに安全確保を行ってください。
- 立退き避難することがかえって危険である場合は緊急安全確保を行ってください。
災害 |
基準 |
水害 |
- 水位周知河川
災害現象が避難指示発令時よりも悪化し、被害の発生が切迫または確実視されるとき
越水や堤防決壊などの事案が実際に発生したとき
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土砂災害 |
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高潮 |
- 災害事象が避難指示発令時よりも悪化し、被害の発生が切迫または確実視されるとき
- 海岸堤防などの倒壊、水門・陸閘などの損傷など、構造物被害が発見されたとき
- 異常な越波・越流が発生したとき
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暴風 |
- 暴風特別警報が発表されたとき
- 災害事象が避難指示発令時よりも悪化し、被害の発生が切迫または確実視されるとき
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緊急安全確保基準
避難場所
市内各地域の避難場所等
避難行動判定フロー
「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自宅の災害リスクと取るべき行動を確認しましょう。


避難行動判定フロー(PDF:1,385KB)