意見募集が終了した計画等 > 日置市教育振興基本計画(案)
更新日:2019年6月25日
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この計画(案)を公表し、パブリックコメント[意見公募手続]を実施しましたところ、以下のような貴重なご意見をいただきました。
平成21年12月14日(月曜日)~平成22年1月14日(木曜日)32日間
本庁・支所の各担当課窓口、日置市中央公民館、東市来中央公民館、日吉中央公民館、吹上中央公民館及び市ホームページ
28件
日置市教育振興基本計画(案)について、28件の意見をいただきました。意見に対する市の考え方は次のとおりです。
16Pの③道徳教育の充実【これからの施策の方向性】の中に下記の文言を入れてほしい。
「各学校において我が国や郷土の地理・歴史・伝統・文化について理解を深めさせるとともに、国旗・国歌を尊重する取り組みに努めます」
郷土教育、国家、国旗、国歌を尊重する取組もない。県で出たくらいは入れてほしい。
【修正】
教育基本法第2条第5号の規定及び県の教育振興基本計画等を踏まえ、以下に変更します。
「学習指導要領の改訂を踏まえ、地域の伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛し、公共の精神を尊び、他国を尊重し、未来をひらく主体性のある日置市民を育成するために道徳教育を重視していきます。」
県の振興計画にならい、下記を「Ⅲ 自然や歴史と伝統文化を重んじる教育の推進」の項に以下を追記します。
「また、我が国や郷土の地理・歴史、伝統、文化について理解を深めさせるとともに、国旗・国歌を尊重する取組に努めます。」
16Pの③道徳教育の充実【これからの施策の方向性】の中に下記の文言を入れてほしい。
「人間尊重の精神、生命に対する畏敬の念」を追加してほしい。
「伝統と文化の尊重」「我が国と郷土を愛し、他国を尊重すること,公共の精神についての取り組み」を入れてほしい(県には入っている)
【修正】
教育基本法第2条第5号の規定及び県の教育振興基本計画等を踏まえ、「これからの施策の方向性」に下記を追加します。
「人間尊重の精神」、「生命に対する畏敬の念」などに加え、「伝統と文化の尊重」、「我が国と郷土を愛し、他国を尊重すること」、「公共の精神」についての取り組みを推進します。
16Pの③道徳教育の充実【これからの施策の方向性】の中に下記の文言を入れてほしい。
皇室のことや神話のことについても教えてほしい。
【原案どおり】
「皇室」「神話」については,社会科や国語科で指導しますので、現行のままとします。
16Pの③道徳教育の充実【主な取り組み】の中に文言を入れてほしい。
具体的な例、これまで作成した郷土資料、学校教員に対して地域住民が道徳教育を行う、地域住民が指導する
【修正】
県の教育振興計画にならい、下記を挿入します。また、県で作成した資料は、当然活用すべきものとして配布されているので、日置市の教育振興計画には掲載しません。
総合的な学習の時間や特別活動などを活用し、特色ある教育活動をさらに推進するとともにボランティア活動や体験活動などを通して豊かな心の育成を図ります。
具体的な例としては、巻末の用語の解説に以下を追記します。
21 各種資料等
郷土の教育的伝承等を資料化したもの
16Pの③道徳教育の充実【主な取り組み】の中に下記を入れてほしい。
特に昨今の社会の問題は心に起因する事が多発しているため道徳教育の推進に当たっては「心の教育」を中心に進めていく。心の教育の推進に当たっては、抽象的な事柄ではなく、具体的な生き様を通して行う。特に鹿児島県では、多くの偉人を輩出しているので、これらの先人の歴史や伝記、郷中教育を通して先人の生き様を通して学ばせていくことが肝要である。
(道徳教育や心の教育は具体的な人の生き様を通して以外効果的な教育はできないので。)
【原案どおり】
道徳で指導する内容は、学習指導要領に規定されておりそれは「先人の生き様」だけに限らず、日常の生活に見られる問題場面や自然や崇高なものに関するものなども含まれます。したがって、現在の表記の変更はしません。
なお、日置市の主旨は県の教育振興基本計画を踏襲しています。
14Pの1-5,17Pの⑤の「人権同和教育」を「人権教育」にしてほしい。
【修正】
本県の教育振興基本計画に合わせ「人権教育」に変更します。ただし、【現状と課題】の表記を「各小中学校では、人権教育の全体計画を立て各教科指導において具体的な指導を行ったり、校内人権週間等の関連行事を設定することで、知的理解を進め実践的態度の育成を図ったりしています。今後は、同和問題をはじめとする具体的な取組をさらに進めることで、児童生徒の実態に応じた人権感覚を身に付けさせていきます。」に変更します。
17Pの⑤に下記の文言を追加して欲しい。
現今社会問題となっているインターネットによる人権侵害、これに付随するいじめや自殺などの問題が全国的にある。
昨今は子どもたちをはじめ社会全体でインターネットによる人権侵害による社会問題が多発している事を認識させる。ネット上での言葉の暴力、誹謗中傷、個人に関わることの公表など様々な問題によるいじめや自殺などが大きな社会問題となっている。これらの行為は犯罪行為であることを理解させ、人権教育に役立てる。また、高齢化社会を迎える中で高齢者の人権や障害者にとって住みよい町作りを推進することに努める。
【修正】
インターネット、携帯等の問題については、P15の生徒指導の中で以下の【現状と課題】及び【主な取組】の中に以下のように追加します。
【現状と課題】
いじめや暴力行為等の問題行動、インターネット・携帯電話の普及に伴う新たな課題に、学校、家庭、地域、関係機関等が連携して対応していきます。
【主な取組】
道徳、学級活動及び各教科等において「情報モラル」の指導を推進します。
17Pの⑤に吹上浜で拉致された拉致問題を取り上げて欲しい。
【修正】
P17の⑤人権教育の充実の現状と課題に以下を挿入します。
「本市は吹上浜で拉致問題が発生するなど市民も身近なこととして人権問題に深い関心を寄せています。」
「鹿児島県人権週間」の取組の充実に努めます。」
県の振興計画には「教職員の資質向上」という項がある。本市の計画に組むべきである。
【原案どおり】
「教職員の資質向上」については、それぞれの具体的施策の「方向性」や「主な取組」の中に位置付けており、新たに項は設けません。
日置市も地域ボランティア等の協力を得て地域ぐるみで安全・安心な環境づくりに取り組むべきである。
中学校にも登下校通学路を見守るスクールガードを配置するべきである。
【修正】
本県の教育振興基本計画に基づき、本市の実態を踏まえて以下のとおり追加表記します。
③地域ぐるみでの安全・安心な環境づくり
【現状と課題】
全国的に、児童生徒が犠牲者となる事件・事故が発生しており、本県においても声かけ事案等が発生するなど、特に登下校時の児童生徒の安全確保が課題となっています。
PTAやボランティア団体、青色回転灯を装着した青パトによる自主防犯組織が本市でも結成され、地域ぐるみでの安全確保の取組が進められています。
【これからの施策の方向性】
学校、家庭、地域、関係機関が連携して、地域全体で子どもの安全を見守る体制を整備します。
【主な取組】
高齢者クラブと連携したシニアスクールガードを組織するなど、地域ボランティア等の協力を得て、校区や地域全体が子どもの安全を守っているという雰囲気の醸成を図ります。
スクールガード・リーダーや学校安全ボランティア(スクールガード)の体制を推進します。
すべての小中学校で作成・活用している「安全マップ」について、PTAや地域住民等と連携しながら、見直しを行い、さらなる活用を図ります。
【地域・家庭・学校と連携した社会教育の推進】(P25)
「年1回のPTA指導者初級研修会等を実施します」のPTAを「年1回以上地域社会教育指導者初級研修会等を実施します」に変える。
【修正】
現在、PTA指導者初級研修会は日置地区で年1回行われていますが、平成22年度より、各市で行うことになります。家庭教育の充実を図るために、PTAの役割は大きく、その推進役であるPTA研修会の充実は欠かせないものと考えます。また、他の社会教育団体の研修会の充実も、PTAと同様に必要であると考えます。そこで⑦の各種社会教育団体・組織の充実の中の「主な取り組み」に、「社会教育関係団体の初級研修会の実施」を挿入します。
【地域・家庭・学校と連携した社会教育の推進】(P25)
伝統行事の伝承及び自然体検等の充実の中に、東市来地域の伝統行事が記載されていない。
「充実します」を「充実を図ります」に変える。
【加除・修正】
「史跡探訪」については、わかりにくい標記であることから、「東市来ふれあい文化財歩こう会」「日吉親子ふれあい史跡探訪」に訂正します。また文末の表現についても「充実します」を「充実を図ります」に訂正します。
27Pの【青年の社会教育活動への参加促進】
公民館における青壮年部活動や成人学級のあり方について、公民館、青壮年部活動や成人学級への参加を呼びかけるなど充実を図るべきではないか。
成人学級の年齢層がバラバラで、高齢者学級に入るべき人が、いつまでも成人学級に入っている状況がある。もっと成人学級に若い男性が活動・参加しやすい行事をする体制をつくるべきではないか。
青壮年のリーダー研修会及び指導者研修会を行い、活動の充実を図るべきではないか。
【原案どおり】
この項でいう「青年」については、成人式を迎えた若い人からまだ家庭を持たない若い人たちを対象としています。公民館や青壮年部、成人学級等の活動は、社会教育関係団体に含まれ、高齢化も進んでおりますが、その課題解決のためにはここであげる「青年の活動の充実」が重要ではないかと考えています。
青壮年の指導者研修については、各地域で指導者研修会を実施しており、毎年、各単位子ども会育成会から参加をいただいているところです。また、地区の指導者研修会も行われており、研修体制は整っていると考えます。
【青少年事業の充実とリーダーの育成】P26
「子ども会とリーダー及び育成指導者の育成を図って」とあるが、「子ども会」を「青少年」に改めるべきではないか。
【原案どおり】
青少年のリーダー育成に関しては、活動の基盤である各単位子ども会でのリーダー育成が急務であります。そのためにまず、各地域でのリーダー研修会を実施し、子ども会活動の充実を図っていきたいと考えています。また、各地域のリーダー、市全体のリーダーの育成の場として、チャレンジいおう島や海外派遣事業を行っているところです。
【自然や歴史と伝統文化を重んじる教育の推進】
目次、P11、12、14、21他
「自然や歴史と伝統文化を重んじる教育」の中に「郷土教育の推進」を入れるべきではないか。
【原案どおり】
「自然や歴史と伝統文化を重んじる教育」とは、すなわち郷土教育を含めたものとしてとらえているものであり、その中身には当然、我が国と郷土を愛する態度も含まれております。また、標記に関しては、「郷土教育」とするよりも、具体的に「自然や歴史と伝統文化を重んじる」とすることで理解しやすいのではないかと考えます。
【郷土教育の項目の追加】
また、「自然や歴史と伝統文化を重んじる教育」の中に郷土教育の項目が記載されていないので、「④郷土教育の推進」を挿入します。
【自然や歴史と伝統文化を重んじる教育の推進】P12
歴史を重んじるには西暦をやめて、必ず元号を使うべきではないか。
【原案どおり】
年代の標記につきましては、市民がよく理解できるものを使うべきであり、その使い方にもよると思います。西暦がすべて悪いわけではなく、西暦の方が理解しやすい場合もあります。教育振興計画の中では、元号標記で行っています。
【自然や歴史と伝統文化を重んじる教育の推進】P14
我が国の音楽、郷土の音楽、人々に長く親しまれている音楽も指導もするべきではないか。
【原案どおり】
音楽の指導内容については、学習指導要領にも明記してあり、これに基づいて日置市においても各学校で指導がなされています。国歌「君が代」についても、指導がなされております。
【家庭・地域の教育力】P10
夫婦別姓をみとめるべきではない。
祝日の家庭での国旗の掲揚をするよう指導すべきではないか
【原案どおり】
夫婦別性や家庭での国旗掲揚の問題は、個人の思想や考え方でいろいろ意見の違うところであり、強制できるものでも義務化できるものではありません。
【自然や歴史と伝統行事を重んじる教育の推進】P21
郷土の歴史や文化を学び体験することについて
【原案どおり】
原案にある「地区公民館の講座や社会教育団体等を利用して機会を作る」ことで、市民が歴史や伝統文化を学ぶ機会を作っていきたいと考えています。
【自然や歴史と伝統行事を重んじる教育の推進】P21
1 伝統行事→伝統文化ではないか
【訂正】
ご指摘どおり標記が間違っておりましたので訂正します。
【自然や歴史と伝統行事を重んじる教育の推進】P21
日置市にまつわる歴史や文化の継承について
【原案どおり】
各学校や団体で、史跡めぐりや歴史を学ぶ講座を行っており、それらの活動は原案の主な取組で挙げられています。日置市民検定(仮称)については、日置市が独自に基礎資料の収集と整理を行い、出版物のような具体的な形にまとめることが前提となると考えます。こうした作業を終えてから検討していきたいと思います。
【生涯学習リーダーの養成及び学習意欲の拡充】P27
学習体制の確立について
【原案どおり】
公民館講座担当者会、地区館長社会教育指導員会で充実・改善策について話し合いを進めています。各地区の同一歩調を図っていくことで、今後も継続して解決していきたいと考えています。
【生涯学習リーダーの養成及び学習意欲の拡充】P27
公民館講座の充実について
【原案どおり】
公民館講座とは、中央公民館及び地区公民館で市が講師料や施設使用料を負担している講座のことです。公民館講座学級を実施し、意見聴収や提案等を行なっている地域もあるので全ての地域でも開催されるよう検討しているところです。
【生涯学習リーダーの養成及び学習意欲の拡充】P27
公民館のあり方について
【原案どおり】
日置市中央公民館長については、教育委員会で選任しています。各地域中央公民館長については、各支所の教育振興課長が兼務しています。また、公民館活動の諮問機関として「公民館運営審議会」があり、この組織の中で公民館講座について話し合いを行なっているので、新たに組織を作るのではなく、今の組織を充実してよりよい公民館活動が展開されるよう図っていきたいと考えています。
【地区公民館の基礎づくりを進め、中央、地区、自治公民館活動の推進】(P28)
地区公民館のあり方や意見交換の場の設定について
【原案どおり】
各地区公民館においては、自治会長会専門部会、各種団体(高齢者、女性団体、子供会育成会等)との話し合いの機会をとらえ行なっています。新たに会議を設置するのではなく、現在ある意見交換の場を充実して地域住民の声を十分聞き入れて行きたいと考えています。
【地区公民館の基礎づくりを進め、中央、地区、自治公民館活動の推進】(P28)
地区公民館の推進体制や役員について
【原案どおり】
地区公民館の活動については、それぞれの地区館が地域の特色を出しながら活動しております。また役員の選出については、行政が表面にたつのではなく自治会に任せ、選出困難の場合は、側面的な援助をして行きたいと考えます。
また、役員等の研修会を行いながら、役員の資質向上にも努めております。
【地区公民館の基礎づくりを進め、中央、地区、自治公民館活動の推進】(P28)
文章表現の訂正
【原案どおり】
文章の中でそれぞれの文言が、現状を伝えるためには、必要と考えます。教育振興基本計画全体のつながりを考えなら作成しています。
Ⅳ 健康づくりを重んじる生涯スポーツの推進
③スポーツ少年団の充実
日置市スポーツ少年団と地区公民館や自治会地域とのふれあい会を開催する。
スポーツ少年団への参加を促進し、学校、家庭、地域と連携した体力づくりを推進します。
【原案どおり】
上記のご意見について、現在、スポーツ少年団には各地域運動会及び地域の行事には積極的に参加するように指導・推進しており、「日置市スポーツ少年団と地区公民館や自治会地域とのふれあい会の開催」については、特に明記しておりません。
なお、各スポーツ少年団独自でボランティア活動も行っており、地域に貢献する取組も行っています。
【一部修正】
「スポーツ少年団への参加を促進し、学校、家庭、地域と連携した体力づくりを推進」については「○日置市スポーツ少年団の組織強化を図ります。」の中で取り組む課題であると考えていますが、児童数の減少等に伴う団員減少の問題も生じており、「日置市スポーツ少年団への加入促進及び組織強化を図ります。」と修正します。
日置市教育委員会教育総務課
Tel.099-273-2111(内線1412)
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