○日置市情報公開・個人情報保護審査会条例
令和5年2月24日
条例第2号
(設置)
第1条 日置市情報公開条例(平成17年日置市条例第15号。以下「情報公開条例」という。)、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号。以下「個人情報保護法」という。)及び日置市議会の個人情報の保護に関する条例(令和5年日置市条例第10号。以下「議会個人情報保護条例」という。)の規定による諮問に応じ、審査請求等について調査審議するため、日置市情報公開・個人情報保護審査会(以下「審査会」という。)を置く。
(所掌事項)
第2条 審査会の所掌事項は、次のとおりとする。
(1) 情報公開条例第20条第1項の規定による諮問に応じ、審査請求について調査審議すること。
(2) 個人情報保護法第105条第3項の規定において読み替えて準用する同条第1項の規定による諮問に応じ、審査請求について調査審議すること。
(3) 日置市個人情報保護法施行条例(令和5年日置市条例第1号。第7条第1項において「個人情報保護法施行条例」という。)第10条の規定による諮問に応じ、調査審議すること。
(4) 議会個人情報保護条例第45条第1項の規定による諮問に応じ、審査請求について調査審議すること。
(5) 議会個人情報保護条例第50条の規定による諮問に応じ、調査審議すること。
2 審査会は、前項各号に掲げるもののほか、情報公開及び個人情報の保護に関する施策その他重要事項について調査審議することができる。
(組織及び委員)
第3条 審査会は、委員5人以内で組織する。
2 委員は、優れた識見を有する者のうちから市長が任命する。
3 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
4 委員は、再任されることができる。
5 委員は、その職務を遂行するに当たっては、公正不偏の立場で調査審議しなければならない。
6 委員は、職務上知ることができた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。
(会長)
第4条 審査会に会長を置き、委員の互選によりこれを定める。
2 会長は、会務を総理し、審査会を代表する。
3 会長に事故があるとき又は会長が欠けたときは、あらかじめ会長の指名する委員がその職務を代理する。
(会議)
第5条 審査会の会議(以下この条において「会議」という。)は、会長が招集する。ただし、任期の開始の日以後最初の会議は、市長が招集する。
2 会議は、委員の2分の1以上が出席しなければ、開くことができない。
3 会長は、会議の議長となり、議事を整理する。
4 会議の議事は、出席した委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
5 議長は、委員として議決に加わることができない。
(庶務)
第6条 審査会の庶務は、総務企画部総務課において処理する。
(審査会の調査権限)
第7条 審査会は、必要があると認めるときは、情報公開条例第20条第1項の規定により諮問した情報公開条例第2条第1項に規定する実施機関、個人情報保護法第105条第3項の規定において読み替えて準用する同条第1項の規定により諮問した個人情報保護法施行条例第2条第2項に規定する実施機関及び議会個人情報保護条例第1条に規定する議会(以下この条において「諮問実施機関」という。)に対し、開示決定等に係る公文書(情報公開条例第2条第2項に規定する公文書をいう。以下同じ。)又は開示決定等、訂正決定等若しくは利用停止決定等に係る保有個人情報(個人情報保護法第60条第1項に規定する保有個人情報及び議会個人情報保護条例第2条第4項に規定する保有個人情報をいう。以下同じ。)の提示を求めることができる。この場合において、何人も、審査会に対し、その提示された公文書又は保有個人情報の開示を求めることができない。
2 諮問実施機関は、審査会から前項の規定による求めがあったときは、これを拒んではならない。
3 審査会は、必要があると認めるときは、諮問実施機関に対し、開示決定等に係る公文書又は開示決定等、訂正決定等若しくは利用停止決定等に係る保有個人情報に含まれている情報の内容を審査会の指定する方法により分類し、又は整理した資料を作成し、審査会に提出するよう求めることができる。
(意見の陳述)
第8条 審査会は、審査請求人等から申立てがあったときは、当該審査請求人等に口頭で意見を述べる機会を与えなければならない。ただし、審査会がその必要がないと認めるときは、この限りでない。
2 前項本文の場合において、審査請求人又は参加人は、審査会の許可を得て補佐人とともに出頭することができる。
(意見書等の提出)
第9条 審査請求人等は、審査会に対し、意見書又は資料を提出することができる。ただし、審査会が意見書又は資料を提出すべき相当の期間を定めたときは、その期間内にこれを提出しなければならない。
2 審査請求人等は、審査会に対し、審査会に提出された意見書又は資料の閲覧(電磁的記録にあっては、記録された事項を審査会が定める方法により表示したものの閲覧)又は写しの交付を求めることができる。この場合において、審査会は、第三者の利益を害するおそれがあると認めるときその他正当な理由があるときでなければ、その閲覧又は写しの交付を拒むことができない。
4 審査会は、第2項の規定による閲覧について、日時及び場所を指定することができる。
(調査審議手続の非公開)
第12条 審査会の行う審査請求に係る調査審議の手続は、公開しない。
(答申書の送付等)
第13条 審査会は、第2条第1項の規定による諮問に対する答申をしたときは、答申書の写しを審査請求人及び参加人に送付するとともに、答申の内容を公表するものとする。
(審査会への委任)
第14条 この条例に定めるもののほか、審査会の運営に関し必要な事項は、審査会が定める。
(罰則)
第15条 第3条第6項の規定に違反して秘密を漏らした者は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
附則
(施行期日)
1 この条例は、令和5年4月1日から施行する。
(日置市情報公開条例の一部改正)
2 日置市情報公開条例(平成17年日置市条例第15号)の一部を次のように改正する。
〔次のよう〕略
(日置市報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正)
3 日置市報酬及び費用弁償に関する条例(平成17年日置市条例第45号)の一部を次のように改正する。
〔次のよう〕略
附則(令和5年3月9日条例第10号)抄
(施行期日)
1 この条例は、令和5年4月1日から施行する。