更新日:2024年1月22日
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この公園は、伊集院地域市街地のほぼ中央部の標高142mの小高い丘で、市街地より徒歩で約10分の近距離に位置する都市公園です。
城山公園は中世山城の一宇治城跡であり、歴史的な重要性を考慮し、史跡公園的な計画のもとに、自然地形を最大限に利用しながら整備が行われました。また当公園内神明城跡地は、天文18年(1549年)島津貴久氏が本城で聖フランシスコ・ザビエルと会見し、日本で初めてキリスト教布教を許したと伝えられている地でもあります。
平成8年度に、旧伊集院町制40周年の記念事業として、かたらいの広場(神明城跡)に建設した展望台(地上16m)からは、市街地・東シナ海・桜島などの大パノラマが望めます。春になると公園一帯の桜が開花し、多くの家族連れでにぎわいます。
城山は、一宇治城(鉄丸城)と呼ばれた城の跡です。この城に初めて住み城主となったのは、今から約800年前の鎌倉時代の初め、伊集院郡司の紀四郎時清でした。その後4代続き、次に島津氏の一族伊集院久兼が城主となり、数代続きました。その頃は全くの山城で、北は神之川が流れ、三方は絶壁で天然の要塞でした。
伊集院忠國が、南朝のため義旗をあげたのもこの城でした。後に島津本家の城となり第15代の大守島津貴久がこの城を中心として薩摩・大隅の平定に力を尽くしました。このころになると、山の上に館が建ち、子どもの義久、義弘、歳久等も住みましたが、天文19年(1550年)に貴久が鹿児島の内城へ移り、廃城となりました。
日置市伊集院町大田
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