○日置市住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業実施要綱

令和4年2月1日

告示第33号

(趣旨)

第1条 この告示は、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」(令和3年11月19日閣議決定)の趣旨を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、様々な困難に直面した方々が速やかに支援を受けられるよう、臨時特別的な措置として実施する住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業に関し必要な事項を定めるものとする。

(給付金の支給)

第2条 日置市(以下「市」という。)は、この告示の定めるところにより、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(以下「給付金」という。)を支給する。

(支給対象者)

第3条 給付金の支給を受けることができる者(以下「支給対象者」という。)は、令和3年12月10日(以下「基準日」という。)において市の住民基本台帳に記録されている者(基準日以前に住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)第8条の規定により住民票を消除されていた者で、基準日において日本国内で生活していたが、いずれの市町村(特別区を含む。以下同じ。)の住民基本台帳にも記録されておらず、かつ、基準日の翌日以後初めて市の住民基本台帳に記録されることとなったものを含む。)であって、次のいずれかに該当する世帯の世帯主とする。

(1) 同一の世帯に属する者全員が地方税法(昭和25年法律第226号)の規定による令和3年度分の市町村民税(同法の規定による特別区民税を含む。以下同じ。)均等割が課されていない者又は市町村の条例で定めるところにより当該市町村民税均等割を免除された者である世帯(以下「住民税非課税世帯」という。)

(2) 住民税非課税世帯以外の世帯のうち、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて令和3年1月から申請日の属する月の前月までの間に家計が急変し、同一の世帯に属する者全員が令和3年度分の市町村民税が非課税である世帯と同様の事情にあると認められる世帯(同一の世帯に属する者のうち、令和3年度分の市町村民税均等割が課されている者全員のそれぞれの1年間の収入見込額(令和3年1月以降の任意の1月の収入に12を乗じて得た額をいう。)又は1年間の所得見込額(当該収入見込額から1年間の経費等の見込額を控除して得た額をいう。)が市町村民税均等割が非課税となる水準に相当する額以下である世帯をいう。以下「家計急変世帯」という。)ただし、次のいずれかに該当する世帯を除く。

 住民税非課税世帯として給付を受けた世帯に属する者を含む世帯

 基準日において同一世帯に同居していた親族について、基準日の翌日以後に住民票の異動により、同一住所において別世帯とする世帯の分離の届出があったものは、同一世帯とみなし、同一住所に住民登録されているいずれかの世帯に対し給付金を支給した場合の同一住所におけるその他の世帯

2 前項の規定にかかわらず、市町村民税均等割が課されている者の扶養親族等のみで構成される世帯は、支給要件を満たさないものとする。

3 第1項に規定する支給対象者が基準日以後に死亡した場合は、当該支給対象者の属する世帯に他の世帯構成者がいるときはその中から新たに当該世帯の世帯主となった者を、これにより難いときは当該死亡した者以外の世帯構成者のうちから選ばれた者を支給対象者とする。

4 第1項の規定にかかわらず、配偶者その他親族からの暴力等を理由に避難している者、児童福祉法(昭和22年法律第164号)、身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)、知的障害者福祉法(昭和35年法律第37号)及び老人福祉法(昭和38年法律第133号)に定める措置を受けた者等特別な配慮を要する者の取扱いについては、別に定めるところによる。

(支給額)

第4条 給付金の支給額は、1世帯当たり10万円とする。

(支給方式)

第5条 給付金の支給を受けようとする住民税非課税世帯の支給対象者は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給要件確認書(以下「確認書」という。)を市長に提出するものとする。

2 給付金の支給を受けようとする家計急変世帯の支給対象者は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(家計急変世帯分)申請書(請求書)(以下「申請書」という。)を市長に提出するものとする。

3 前2項の規定による提出及び市による支給は、次の各号のいずれかの方式により行う。ただし、第3号に掲げる方式は、支給対象者が金融機関に口座を開設していない場合、金融機関から著しく離れた場所に居住している場合その他第1号又は第2号に掲げる方式による支給が困難な場合に限り行うものとする。

(1) 郵送申請口座振込方式 支給対象者が確認書又は申請書(以下「確認書等」という。)を郵送により市に提出し、市が当該支給対象者から指定された金融機関の口座に振り込む方式

(2) 窓口申請口座振込方式 支給対象者が確認書等を市の窓口に提出し、市が当該支給対象者から指定された金融機関の口座に振り込む方式

(3) 窓口交付方式 支給対象者が確認書等を郵送により、又は市の窓口において提出し、市が当該窓口で現金を交付することにより支給する方式

4 市長は、第1項又は第2項の規定による提出の際、必要に応じて、公的身分証明書の写し等を提出させ、又は提示させること等により、当該支給対象者本人による提出であることを確認するものとする。

(代理による提出)

第6条 支給対象者に代わり、代理人として前条第1項又は第2項の規定による提出を行うことができる者は、原則として次に掲げる者とする。

(1) 基準日時点での支給対象者の属する世帯の世帯構成者

(2) 法定代理人(親権者、未成年後見人、成年後見人並びに代理権付与の審判がなされた保佐人及び補助人をいう。)

(3) 親族その他の平素から支給対象者本人の身の回りの世話をしている者等で、市長が特に認めるもの

2 代理人が前項の規定により提出をするときは、当該代理人は、確認書等に加え、原則として委任状(確認書等の委任欄への記載を含む。)を提出するものとする。この場合において、市は、公的身分証明書の写し等を提出させ、又は提示させること等により、代理人が当該代理人本人であることを確認するものとする。

3 市は、代理人が第1項第1号の者にあっては住民基本台帳により、同項第2号又は第3号の者にあっては市長が別に定める方法により、代理権を確認するものとする。

(受付開始日及び提出期限)

第7条 確認書等の受付開始日は、市長が別に定める日とする。

2 確認書の提出期限は、市が当該確認書を発送した日から起算して3月以内とする。

3 申請書の提出期限は、やむを得ない場合を除き、令和4年9月30日とする。

(支給の決定)

第8条 市長は、第5条第1項又は第2項の規定により提出された確認書等を受理したときは、速やかに内容を確認の上、支給の可否を決定し、当該支給対象者に対し、同条第3項各号に掲げる方式により給付金を支給するものとする。

(給付金の支給等に関する周知)

第9条 市長は、事業の実施に当たり、支給対象者の要件、支給方式、受付開始日等の事業の概要について、広報その他の方法により住民への周知を行うものとする。

(提出が行われなかった場合等の取扱い)

第10条 市長が前条の周知を行ったにもかかわらず、支給対象者から第7条第2項又は第3項の提出期限までに確認書等の提出が行われなかった場合は、当該支給対象者が給付金の支給を受けることを辞退したものとみなす。

2 市長が第8条の規定により支給決定を行った後、確認書等の不備による振込不能等があり、市が確認等に努めたにもかかわらず、確認書等の補正が行われないことその他支給対象者の責めに帰すべき事由により支給が完了できない場合は、当該確認書等の提出は取り下げられたものとみなす。

(不当利得の返還)

第11条 市長は、給付金の支給を受けた後に支給対象者の要件に該当していないことが判明した者又は偽りその他不正の手段により給付金の支給を受けた者に対し、支給を行った給付金の返還を求めるものとする。

(受給権の譲渡又は担保の禁止)

第12条 給付金の支給を受ける権利は、譲渡し、又は担保に供してはならない。

(その他)

第13条 この告示に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。

この告示は、令和4年2月1日から施行する。

日置市住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業実施要綱

令和4年2月1日 告示第33号

(令和4年2月1日施行)